Duratron T4203 PAI

デュラトロンT4203 PAI(色:アースイエロー)は、優れた圧縮強度と高い伸び、電気絶縁性と優れた衝撃強度を備えたデュラトロンPAI材料です。 絶縁耐力が高いため、機械加工された電気コネクタや絶縁体として一般的に使用されています。 広い温度範囲にわたる高い耐荷重能力により、リンケージやシールなどの構造部品に最適です。 デュラトロンT4203 PAIは、衝撃荷重や摩耗など、摩耗しやすい用途に適しています。

Duratron T4503 PAI

このグレード（色：カーキ）は、通常、金属部品の成形用の金型や断熱材として使用されます。その構成は Duratron T4203 PAI に似ており、通常、大規模なプロファイルが必要な場合に選択されます。

摩耗・摩擦一般部品

Duratron T4301 PAI

デュラトロン T4301 PAI（色：黒）は、未充填グレードと比較して、PTFE とグラファイト成分を添加しているため、耐摩耗性が高く、摩擦係数が低く、スティックスリップ傾向が低く、広い温度範囲で優れた寸法安定性を備えています。この押出グレードの Duratron PAI 材料は、非潤滑ベアリング、シール、ベアリング ケージ、往復コンプレッサー コンポーネントなどの激しい摩擦を伴う用途に優れています。 Duratron T4501 PAI は、Duratron T4301 PAI と同様の組成の圧縮成形プロセスを採用しており、通常、大規模なプロファイルが必要な場合に選択されます。

応用

• ベアリングケージ

Duratron T4203 および T4301 PAI は、膨張率が極めて低く、耐摩耗性に優れているため、ベアリングの回転速度が向上し、部品の寿命が向上します。 (以前の材質を置き換えます: スチールキャップ、硬化スチールボール、ブロンズブッシュ)

Duratron T4501 PAI

デュラトロン T4501 PAI (色: 黒) は、一般的な摩耗部品に優れています。圧縮強度が高く、より重い荷重圧力に耐えることができます。これは、Duratron T4301 PAl と組成が似ており、通常、より大きなプロファイルが必要な場合に選択されます。

ガラス繊維強化、高耐荷重

Duratron T5530 PAI

Duratron PAIシリーズの他の材料と比較して、この30%ガラス繊維強化材料(色:黒)は、より高い剛性、強度、耐クリープ性を提供します。 構造部品としての使用に最適で、高温での長時間の静荷重に耐えることができます。 さらに、Duratron T5530 PAIは、260°Cまでの温度で良好な寸法安定性を示し、エレクトロニクスや半導体産業などの精密部品での使用に非常に人気があります。 Duratron T5530 PAIを摺動部品として使用する場合、ガラス繊維が合わせ面を摩耗させる可能性があることを考慮することが重要です。

応用

• チップネストとソケット

Duratron T5530 PAI によって処理されたコンポーネントは、広い温度範囲にわたって寸法安定性を維持し、テスト ジョイントの信頼性とコンポーネントの寿命を向上および延長します。 (以前の素材: Duratron® PI を置き換えます)